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Princeton 大学の Department of Computer Science に一年留学する日本人が、学んだことや感じたことを綴ります。

GPA

f:id:liwii:20200204044750j:plain このあいだのキツネが好評だったので先週見つけたキツネを貼っておきます。
さて、月曜日から春学期が始まりました。なんだかんだ2ヶ月近く授業がなかったので、久しぶりに色々な講義に出られるのは楽しいです。1週間くらいこの気持ちが続くといいなあ・・・
と、同時に先学期の成績も返ってきたので、今日は成績評価の話をします。

GPA

日本の大学で試験の結果について話すときは、単位をとった/とってないが話題にのぼることが多く、試験で何点とったとか評価がAだったかBだったかについて話すことは比較的少ない気がします(僕の大学は進学振り分けという制度があるのでその限りではありませんが・・・)。
一方で、プリンストンで単位が取れたかどうかの話をしている人はあまりみたことがありません。どの授業も評価のうち試験の点数のしめる割合は20~50%くらいで、残りは宿題や出席点によって決まるからです。宿題はちゃんとやればかなりの割合の点数がもらえるので、期末試験を受ける頃には多くの人はもうすでに単位がもらえることが確定しています。そのため、期末試験のあとに単位が来るかについて気を揉む必要がないわけです。実際に、授業の単位を落としている人はほとんどいない気がします。
その代わり、GPAを気にしている人は日本よりは多い気がします(個人の見解です)。念のために補足すると、

GPA(Grade Point Average)とは、各科目の成績から特定の方式によって算出された学生の成績評価値のこと、あるいはその成績評価方式のことをいう。米国の大学や高校などで一般的に使われており、留学の際など学力を測る指標となる。*1

と、いうことで、要はどのくらい成績が良かったかを示すスコアです。アメリカでは就職や大学院への出願の際、このGPAを提出しなければならない場合が多いです。もっとも、「就職や大学院入学にGPAはあまり関係がない」という英語の記事は調べると山ほど出てきます(僕もそれはごもっともだと思います)が、あんまり低いと見栄えが悪いので割と気にしている人は多い気がします。

Grading System

プリンストンでは、成績は基本的に以下のような12段階で評価され、*2

  • A+ Exceptional; significantly exceeds the highest expectations for undergraduate work
  • A Outstanding; meets the highest standards for the assignment or course
  • A- Excellent; meets very high standards for the assignment or course
  • B+ Very good; meets high standards for the assignment or course
  • B Good; meets most of the standards for the assignment or course
  • B- More than adequate; shows some reasonable command of the material
  • C+ Acceptable; meets basic standards for the assignment or course
  • C Acceptable; meets some of the basic standards for the assignment or course
  • C- Acceptable, while falling short of meeting basic standards in several ways
  • D Minimally acceptable; lowest passing grade
  • F Failing; very poor performance

それぞれに以下のような点数がつきます。*3

  • A+ = 4.0 (4.3 prior to 2000-2001)
  • A = 4.0
  • A- = 3.7
  • B+ = 3.3
  • B = 3.0
  • B- = 2.7
  • C+ = 2.3
  • C = 2.0
  • C- = 1.7
  • D = 1.0
  • F = 0

これを全ての教科について平均したものが、4点満点のGPAになります。
昨年の成績の統計を大学が公開していました。*4これによると、昨年の全教科の評価の平均は3.48。学生全体の30%ちょいがAまたはA%、そして20%ちょいがA-の評価を受けられるようですね。
ちなみに、A+はAとGPAが変わらないので、存在するのは完全に名誉のためです。学生にA+を出すには講師が特別な手続きを踏まないと行けないそうなので、教科によっては一切A+が出ないこともあるようです。

P/D/F

こういう風に全ての科目の成績を平均化して評価すると、どうしても学生が自分の苦手な教科を少なくとってしまいがちです。それを防ぐために、プリンストンにはP/D/Fという制度があります。
各セメスターのちょうど中頃に、プリンストンの学生は自分の履修している教科のうちをP/D/F科目として登録することができます。これに登録されると、成績評価のうちA+ ~ C- が全て "P" と表示されるようになり、該当科目はGPAの計算から除外されるそうです。これが存在することで、自分の苦手な科目をとっても、高い成績が望めなさそうだと感じたら途中でP/D/Fに登録すればいいため、GPAをある程度気にすることなく授業が選べるという訳です。

参考:僕の成績

参考までに、僕の成績を載せます。 f:id:liwii:20200204044757p:plain コンピューターサイエンスの授業はだいたいいい評価をもらえたので安心しています。ですが、Computer Visionの評価なんかは完全に僕のパートナーがFinal Projectを頑張ってくれたおかげなので本当に感謝ですね・・・。一方で、Information SecurityでA+がもらえなかったのはちょっと悔しいです。
反面、歴史の授業はA-でもめちゃくちゃ嬉しかったです。完全に専門外の分野だったので、アドバイスをくれたPreceptorなどの皆さんのおかげだと思います。

日本(東大)と比べてどうなのか

さて、ここまで一連の流れを日本にいた時の東大のものと比べると、色々と思うところがあります。
まず、プリンストンの成績の付け方の方がはるかにクリアであると感じました。プリンストンの授業では、あらかじめ

Assignments 10% (x 6 assignments)
Midterm Exam 15%
Final Exam 25%

のように、成績評価のどのくらいの割合を何が占めるかがはっきりと占められています。そしてそれぞれの宿題や試験の点数は採点された答案と共にオンラインまたはオフラインで成績の開示前に返ってきます。その上で、「あなたの宿題は〇〇点、試験の点数は〇〇点、だから平均すると〇〇点、よって評価はA-です」と言われる訳なので、反論の余地がありません。
一方東大では、多くの場合成績の評価についてはシラバス

講義への参加意欲・小テスト・課題の成績を総合して評価する。

のような一文があるだけで、提出した小テストや課題はほとんどの場合一切返却されません。そして学期の最後に、最終成績だけが急に返ってくる訳です。小テストが悪かったのか課題が悪かったのか、はたまた小テストのどこを間違えたのかなどは一切わからない訳です。
これはなんとかした方がいいと思います。特に東大には進学振り分けという、成績に基づいて専攻を決めるイベントがある訳です。そんな人生の一大イベントがこのようなブラックボックスに左右されるのはあまりに不健全であったなあと、外に出てみて改めて気づかされました。
また、プリンストンの方が高いGPAが出やすいようにも思います。前述のように、プリンストンの成績は12段階で評価されるのに対し、東大の成績は 優上/優/良/可/不可 のわずか五段階で評価され、GPAに換算するときにはそれぞれ 4.0/4.0/3.0/2.0/1.0 がつけられることが多いです。東大の成績評価尺度の方がはるかに粗いため、例えば平均よりちょっとだけ上の評価をされた学生がいるとすると、プリンストンのシステムだと4点満点中3.7点がつけられるのに対し、東大のシステムだと4点満点中わずか3点しかもらえません。プリンストンではさらに、自分に不利になりそうな成績をP/D/Fによって隠す、ということもできる訳です。
これはちょっと不公平だなあと思います。非常に大雑把な感覚ですが、同じ学生でもプリンストンにいる方が0.1 ~ 0.3点ほど高いGPAが出るような気がします。例えば海外の大学院に出願するときに、これによって合否が左右されるかもしれないと考えると・・・。「就職や大学院入学にGPAはあまり関係がない」という記事が本当であることを願いたいものです。

今週はこんな感じで終わりです。来週書くことのアイデアは今の時点では全く思い浮かんでいないのですが、なんとかひねり出せるように頑張ります。

アジアンスーパー

試験が終わって、プリンストンは Intersession Recess (学期間休み)に入りました。とはいえ、日本の大学の春休みと違ってこの休みが続くのは一ヶ月だけですが・・・
さて今日は、授業もなく暇なので料理をするために食材を買いに行った話をします。

Woo Ri Mart

さて、プリンストンの寮には共用のキッチンがある場合が多いのですが、残念ながら大学の近くにはあまり食料品店がありません。この辺りに住んでいる人は所得が高いので、あったとしてもお値段が高めに設定されていることが多く、ちょっと僕には買うのが躊躇われます。(同じ寮に住んでいるイタリア人は日頃からお高そうなプロシュートやワインを買ってきていますが・・・)。大学内の売店で買えるもので食材と呼べそうなものはせいぜい卵とベーコンぐらいで、休み期間の暇つぶしとしては少々物足りないです。
そんな時のアジア人の味方が、隣町にある Woo Ri Mart です。ここは韓国系のアジアンスーパーマーケットで、韓国はもちろん、日本や中国、さらには東南アジアの一部の国の食材を幅広く扱っています。今調べたのですが、Woo Ri (우리) は韓国語で 「私たち」 という意味だそうですね。
先ほども言った通り、この店は "Princeton" の隣の "Princeton Junction" という街にあり、二つの街は4kmほど離れているので、訪れる際には電車かUberを使うことになります。今回はもう一人の灯台からの留学生と二人でUberを呼んでいきました。

店内

店内はこんな雰囲気です。普通のスーパーですね。
f:id:liwii:20200129050406j:plain 商品の説明に英語と韓国語が併記されているところに韓国系の雰囲気を感じます。
f:id:liwii:20200129050408j:plain 納豆やキムチ、辣油といった各国に特有の食材も置かれていて、みているだけでも楽しいです。個人的な意見ですが、日本の食材でポピュラーなものはだいたい置いてある気がします。
f:id:liwii:20200129050419j:plain f:id:liwii:20200129050424j:plain f:id:liwii:20200129050425j:plain 出来合いの惣菜も置いてあります。韓国料理は本当に美味しそうです。一方でてんぷらはちょっと残念な見た目のような・・・
f:id:liwii:20200129050415j:plain f:id:liwii:20200129050413j:plain 個人的に嬉しいポイントは白米が置いてあることですね。こちらの米はほぼ粘りのないインディカ米で、日本で食べていたような米を食べる機会はなかなかないので、ここで手に入るのは大きいです。僕は前回にきた時に1パック買ったので、たまに寮のキッチンで炊いています。
f:id:liwii:20200129050416j:plain 食材だけでなく、店内BGMがK-POP(たまにJ-POP)だったりとか、トイレの「手を洗いましょう」という注意書きがアジア各国の言葉で書かれていたりだとか、店のアジアンな雰囲気づくりの努力を感じました。一方で、肉とか野菜も普通に売っているので、アジア系ではなさそうな人も結構店内では見受けられました。アジア人のためのスーパーであると同時に、地元の人々のための食料品店でもあるようですね。

買ったもの

今回は、煮物が作りたい気分だったので白菜・大根・鶏肉を買ってきました。特に白菜と大根はどこのスーパーでも買えるわけではないので嬉しいです。(写真は料理を作った後のものなのでちょっと使った形跡がみられます)
f:id:liwii:20200129050448j:plain f:id:liwii:20200129050454j:plain その他食べるラー油やごま油など、個人的に欲しかったものもいくつか購入しました。さらに、今日はプリンストンの日本人大学院生の方のお宅で鍋パがあるのでそのためのお菓子とお茶も購入しました。
f:id:liwii:20200129050457j:plain 全体的に思うことですが、アジアンスーパーで買える日本の食材は高いです。写真のポテトチップスとお〜いお茶は合わせて$8以上します。Uberにも二人で合計$20ほどかかっているので、総合的に見るとプリンストンの高級スーパーより高くついているような・・・?まあ買い物は楽しかったのでよしとしましょう。

きりたんぽ (おまけ)

と、いうわけで帰ってきてから煮物に合わせるためのご飯を意気揚々と作り始めたのですが、前回は成功したフライパン炊飯が今回は全くうまくいかず、ベシャベシャなのに芯は残っているとんでもないものができてしまいました。Googleで調べると「きりたんぽにすると良い」という話だったので、きりたんぽを作ってみることにしました。
まず、ベシャベシャのご飯をボールにあけて手で潰していきます。共用キッチンなので「何やってんだこいつ・・・」という目でみられますが気にしません。 f:id:liwii:20200129050427j:plain 潰したご飯をお箸の周りに纏わせてから外して、まな板の上で転がして整形して筒状にします。 f:id:liwii:20200129050429j:plain あとはフライパンの上で焼き目が着くまで焼く!! f:id:liwii:20200129050432j:plain f:id:liwii:20200129050439j:plain なんとか食べられそうな状態になりました。
と、いうわけで白菜と大根と鶏肉の煮物にこの「きりたんぽ」を入れて食べてみました。 f:id:liwii:20200129050443j:plain 煮物自体はめちゃくちゃ美味しかったです!骨まで入れて煮込んだからか鶏肉の旨味がしっかり出ていて、それがみりんと醤油の風味と一緒に白菜に染み込んでいます。これがあれば何杯でも白米が食べられる気がします。残念ながらこれと一緒に食べるのはご飯ではなくきりたんぽですが。
肝心のきりたんぽはというと・・・うーん・・・。表面は焼けているんですが、中身の水分は全然抜けていないので、なんだかお粥に硬い衣をつけてあげたような感じがします。僕がそもそも硬めのご飯が好きなのもあいまって、ちょっと残念な出来に感じました。僕は実は本物のきりたんぽを食べたことがないのですが、ちょっとこれをきりたんぽと呼んだら秋田の方々に怒られそうな気がします。まだ1/4くらいしか食べていないので、なんとか美味しく食べる方法を探していきたいと思います。

今見返すとほぼきりたんぽの話でしたね・・・
来週は成績が全部出ると思うのでそのあたりの話か、新学期で何か変わったことがあればその話をしたいと思います。だんだんネタが切れてきた感があるので、アイデアを書き込んでいただけるとめちゃくちゃ助かります!

果たして僕は英語ができるようになったのだろうか

火曜日に最後のレポートを提出し、僕のプリンストンでの秋学期が終わりました。少し肩の荷が降りた一方で、秋学期のみで帰国してしまう交換留学生の友人も多く、彼らと別れる寂しさも感じます。
丁度留学も節目を迎えたということで、今日は今自分が思っていることを書こうと思います。テーマは「英語」です。海外に留学する人々を見渡してみると、理由に「英語がうまくなりたいから」というのを挙げている人が少なくないように思えます。確かに、英語でしかコミュニケーションが取れない状況に一年もいればそれなりに英語ができるようになるような気もしますが、一方で「一年程度じゃそこまで変わらない」という人たちもいます。それらを踏まえて、ここまで四ヶ月の留学での自分の変化を考えると、なるほど確かに英語がちょっとうまくなったような気がする一方で、実は何も変わっていないのではないかという不安も覚えます。明確な結論はありませんが、今思い浮かぶことをできるだけ書き連ねていきたいと思います。

日本にいた頃

大体の留学プログラムでは、出願の前に語学のテストを受けて一定のスコアを取ることが必要です。留学生が渡航後にあまりに語学に苦しむことを避けるわけですね。東京大学からプリンストン大学への留学についてもそれは例外ではなく、TOEFL iBT 100/IELTS 7.0 というスコアを出願前に満たす必要がありました。僕はTOEFLでこのスコアを満たしていたので、プリンストンで勉強するのに不自由のない英語力を持ち合わせている・・・はずでした。
TOEFLで証明された僕の「英語力」にはいくつか問題があります。まず、テストの受験から渡航まで時間が空きすぎていたこと。僕がTOEFLを受験したのは2017年の12月、一方でアメリカにやってきたのは2019年の9月。おおよそ2年のブランクがあるわけです。東京大学、少なくとも僕の学部には、残念ながら(幸いなことに?)2年生以降では英語が必要な必修科目がありませんでした。留学の語学要件も満たして安心していた僕は、留学直前の二年間、日常的に英語に触れる機会がほぼありませんでした。
また、留学において必要になるであろう Writing/Speaking の能力がそこまで高くないという懸念点もありました。そもそも僕のTOEFLのスコアは、Reading と Listening で低い Speaking を補うという日本人受験生にありがちな分布をしていました。また、TOEFLの Writing/Speaking のフォーマットはかなり固定されています。そのため、実力が伴っていなくても形式にさえ慣れてしまえば点数が上がるようになっていると個人的には思います。例えばSpeakingで言えば、第一問は必ず「ある意見を紹介され、それへの賛成/反対とその根拠を45秒で考え、15秒で答える」という問題が出ます。僕は「適当な嘘のエピソードをでっち上げてその頭に賛成/反対をくっつける」という練習をひたすらしてこれを突破したため、TOEFLに慣れたという感覚はあってもSpeaking能力が上がったという実感はほとんどありませんでした。
そのツケがいつかまわって来る予感は留学直前からありました。奨学金の為に必要なエッセイを 1,000 words 書くだけで何週間もかかってしまう、試しに英語でポッドキャストを聞いてみても二割もわからない、アメリカに住んでいる従妹にテレビ電話をかけてみると、自分の言いたいことがうまく出てこなくてなんどもフリーズする・・・「このままではまずい」という思いはなんども湧いてきましたが、「俺は別に英語を勉強したり、友達を作る為に行くわけじゃない。アメリカでコンピューターサイエンスを学んで自分の専門性を高めるんだ。」という言い訳がその不安に蓋をしました。

アメリカに来た直後

そんな状態でアメリカまでやってくるとどうなるか。一言で言えば辛いです。
意外なことに、授業にはわりとついていくことができました。授業では先生はゆっくり話しますし、一瞬聞き逃しても目の前の黒板や授業スライドを読めば今の話題がなんなのかがわかります。また、日本の授業とそこまで内容自体が違うわけではないので、日本でやったことをもとに内容を予測することもできます。あくまで僕の意見ですが、日本での平均以上に英語ができて、大学の授業にしっかり出ている人であれば、英語の授業についていくこと自体はそこまで難しくないのかなと思います。
しかし、教室から一歩出るとにかく会話に入ることができません。当たり前のことですが、日常会話で使われる英語はリスニング教材よりずっと速いです。例えば現地の学生と話すとき、一対一であれば相手が僕のスピードに合わせてくれるのでなんとか会話が成り立ったのですが、話す相手が複数人の場合、会話のスピードは彼らの普段の会話のスピードになります。言っていることが5~6割しかわからない上に、もしわかったとしても自分の言いたいことをまとめている間に話題が次に移ってしまいます。僕はわりと喋るのが好きだったので、日本にいるときは友人と喋るのがストレス発散になっていたのですが、こちらにきた直後は逆に複数人で話すたびにうまく会話に入れない自分にストレスをためていました。嫌になって自分の部屋に一日こもって日本語でYouTubeをみていたこともあります。
また、予想外のことが起きると全く対応できません。相手の言っていることが3割くらい聞き取れなくても、なんとなく相手の言っていることを文脈から予想できればその3割を自分の頭の中で補うことができます。今まで経験したことのない場面に出くわすとその補完が効かなくなるので、途端に相手の言っていることを理解するのが難しくなるのです。例えば、こちらに来てから起こったクレジットカードのトラブルを解決するのは本当に大変でした。僕は新しくアメリカの銀行口座とクレジットカードを新しく作ったのですが、どういうわけか自分の支払いを間違えて不正利用報告してしまい、カードが止まってしまいました。なんとかしようと思って銀行に駆け込んだのですが、なにせ日本でも経験したことのないことなので起こったことがうまく説明できないし言われていることもよくわかりません。あげく店舗に行っては「コールセンターに電話をかけろ」と言われ、コールセンターでは「実店舗に行け」と言われ、なんどもなんども銀行と自室を往復したのを覚えています。見知らぬ土地での初めての一人暮らしなので予想外のことはなんども起こるわけですが、その度に何が起こっているかを把握するのに余計な時間がかかり、うまく対応できないことにストレスが募って行きました。

さて、うって変わって今ですが、少なくとも言語を理由に辛さを感じることはだいぶ減ったなあという感じがします。相手が何を言っているか全くわからないことは少なくなりましたし、自分から発言できる頻度も増えました。
その理由は色々あるんですが、一つはただ単にこちらの生活に慣れたことだと思います。大学の施設や授業の名前、その他大学のみんなの共通の話題なんかがわかってきて、話の中身を何となく予想しながら聞けるようになりました。
また、話せない/聞き取れないことにあまり焦らなくなったことも大きいと思います。交換留学生のみんなを中心に、いつも話す人々と仲良くなったので、段々と別にちょっとうまく話せなくてもゆっくり待ってもらえばいいやという気持ちになってきました。また、僕はアメリカ英語以外のアクセントが苦手で、例えばイギリス人の友人と話すたびにうまく聞き取れず申し訳なく思っていたのですが、ネイティブであっても自分の慣れていないアクセントは聞き取りにくいということもわかってきました。友達が「〇〇(イギリス人)と〇〇(イタリア人)が話してたけど、あいつらそれぞれ別々の話をずーっとしてたよ」ということを教えてくれて、別に聞き取れないことを引け目に感じる必要はないんだなと思うようになりました。
一番大きいのは、めちゃくちゃな英語を思い切って書き起こしたり口に出したりする度胸がついたことです。思えばこちらにきたばかりの頃の僕は、できもしないのに「正しい」英語で話すことにこだわりすぎていた気がします。そのため、いざ発言しようと思っても頭の中で単語を探して文章を組み立てている間にそのチャンスが過ぎ去ってしまうことが何度もありました。英語のWritingに鬼のように時間がかかっていたのも同じ理由からでした。
しかし、ここではそれでは生きていけません。迫り来る宿題はちゃんと期限内に終わらせないといけませんし、こんな僕と仲良くしてくれている友人たちともっと仲良くなるためには、とりあえず何かを口に出さないといけません。その結果、別に「正しい」英語を使うことにそこまでこだわらなくなってきました。例えば何かを言おうとして、明らかに和製英語な単語しか思いつかなかったとき。昔の僕は口に出すのを躊躇していましたが、今なら迷いなく口に出せます。なんとなく伝わればそれでいいし、伝わらなかったら時間をとって説明すればいいだけです。
と、こんな状態なので、自分の英語が上手になったのかといわれると正直よくわかりません。僕はレポートを提出前に毎回 Grammarly (文章校正サービス) にかけるのですが、いまだに毎回何十本も赤線を引かれますし、友達と話していて「どういうこと?」と聞かれることも少なくありません。不正確な英語を使うことに躊躇がなくなった分、例えば TOEFL のスコアは2年前より低くなってしまうような気すらします。
それでも、この前イギリス人の友人と学校のカフェで話していたとき、「お前の英語めちゃくちゃうまくなったな!」と言ってもらえました。嬉しかったな・・・4ヶ月前よりちょっとだけ自信を持って、来学期も頑張りたいと思います。
f:id:liwii:20200123174047j:plain 写真が一枚もなくて寂しかったので、寮の前にいたキツネを載せて終わりにします。また来週〜。

Photos

ブログの名前が長いなと思ったので変えました。
今週はレポート提出 & 期末試験諸々があるのでちょっと写真を貼るだけにします。 f:id:liwii:20200117040018j:plain f:id:liwii:20200117040041j:plainf:id:liwii:20200117040044j:plainf:id:liwii:20200117040048j:plainf:id:liwii:20200117040050j:plain 「やったことじゃなくてこっちに来てから思ったことを書いてほしい」という意見があったので来週はそういう記事にしようと思ってます。それではまた。

勉強場所

こんにちは。正月休みが明けて、みなさんいかがお過ごしでしょうか。僕はレポート諸々の締め切りや期末試験を一週間後に控えながら、未だにダラダラと過ごしていることに焦りを感じています。
試験前ということで、今日は僕がいつも使っている勉強場所をいくつか紹介したいと思います。

自室

f:id:liwii:20200108165008j:plain 僕の部屋です。ここに来てから4ヶ月、整頓が苦手なのでずいぶん汚くなってしまいました・・・なぜか揺り椅子が用意されていたのでドッシリ座れないのも減点ポイントですね。
正直集中できないのであんまり部屋にはいません。ただ、忘れ物を取りに部屋に戻ったあと微妙な時間が残っていたときなど、たまに部屋で座ってカタカタしているときはあります。

1903 Basement

f:id:liwii:20200108165011j:plain 僕の住んでいる寮の地下にある共用スペースです。広い上に、基本的にあまり人がいないのでお気に入りの場所で、一人でいる時間の半分くらいはここにいる気がします(この記事もここで書いています)。またキッチンがついているので、お茶を入れたり、小腹が空いたとき用にラーメンを作ったりできるのも嬉しいところです。
最大の難点は、金土の夜はだいたいどこかの団体の飲みに使われていることです。今まで、扉を空けたらけたたましい音楽が鳴り響いていて「あっそういえば今日は金曜日だ・・・」となったことが何回もありました。また、なぜか中にトイレがないのもちょっと残念です。

Wilson Commons

f:id:liwii:20200108165014j:plain プリンストンの学部生は全員、6つある Residential College というもののどれかに所属することになっています。僕は Wilson College の所属なのですが、Wilson の学生用の共用スペースがここです。
今まであんまり使ったことはなかったのですが、奥の部屋で無料でインスタントコーヒーとスナックがもらえることに年始に気づいてから、ちょっとずつ使うようになりました。
見つけたときはあんまり人がいなかったんですが、冬休みが終わってから割と混むようになってしまいました。これからも使うかは要検討です。

Murray-Dodge Café

f:id:liwii:20200108165018j:plain Murray-Doge Hall というところの地下にある学生がやっているカフェです。タダで焼きたてのクッキーが食べられ、インスタントのコーヒーももらえます。
僕は結構ここでもらえるクッキーが好きなので、最低一日一回はここに来ている気がします。特にバタースコッチクッキーがお気に入りです。そのまま作業することもちょくちょくありますが、オーブンの熱でめちゃくちゃ暑い日があったり、歌のサークルのメンバーが練習をしていたりするので、長時間集中して作業をするのにはあんまり向いていない気がします。

Firestone Library

f:id:liwii:20200108165028j:plain 学校で一番大きい図書館です。開架書庫の規模は世界最大級と聞いたような?最近僕は歴史のレポートを書いているので、資料探しにお世話になっています。
綺麗な場所なんですが、なんとなくいつも暗いのと、人がいつも多いので僕はあまりすすんでここには行かないです。一部の交換留学生はここがすごく好きみたいで、WhatsApp グループで Firestone という単語はよく目にする気がします。

Marquand Art Library

f:id:liwii:20200108165024j:plain Department of Art の図書館です。Princeton University Art Museum の隣にあります。
綺麗で明るい上にそんなに人がいないので、雰囲気は素晴らしいのですが、コンセントのついた机が少ないのが問題です。また、入り口と出口でて荷物検査があり、何か食べ物・飲み物が入っていた場合は扉の外にあるキャビネットに置いて来なければいけません。これが面倒なので、最近はあまり言っていないですね・・・

Engineering Library

School of Engineering (工学部) 全体の図書館です。正直Firestone や Art Library と比べるとあんまり綺麗ではない上に、コンセントの形が特殊でMacbookの充電器を繋げないので、そんなにいいところではないです。CS Building からとても近いのと、手荷物検査が一切ないので、授業の合間にフラッと寄ったりはします。

Lewis Science Library

f:id:liwii:20200108165021j:plain 科学図書館・・・らしいです。有名な建築家の方がデザインしたらしく、なかなか奇抜な外装をしています(気になる人は調べてみてね!)。
僕のほとんどの授業が開かれている CS Building のちょうど反対側にあることもあって、なぜか食わず嫌いしていて、今日久しぶりに訪れました。中は綺麗だし設備も整っているし面倒な荷物検査もないしとてもいいところでした。これからも使うと思います。

ちょっと試験がやばい気がしてきたので、来週は写真をあげるだけにするかもしれません・・・再来週からまた頑張ります。

Christmas & New Year

あけましておめでとうございます!昨年は様々な方に記事を読んでいただけて、更新の励みになりました。ありがとうございました。これからも続けていきますので、引き続きコメントなどをいただけると嬉しいです。
僕はクリスマス〜年末年始にかけては主にプリンストンに滞在していました。今日はその時期のキャンパスや街の雰囲気について書きたいと思います。

キャンパスの雰囲気

12/13 から始まったプリンストンの冬休みには、基本的に学生はみんな自分の家に帰ります。そのため、キャンパスにはほとんど人がいません。(かくいう僕も、キャンパスに帰ってきたのはクリスマスの日でした)
f:id:liwii:20200103135240j:plainf:id:liwii:20200103135605j:plainf:id:liwii:20200103135215j:plain いつも軽食を食べる人で溢れている Frist Food Gallery も当然のように空席です。 f:id:liwii:20200103135213j:plain とはいえ、International Student を中心にキャンパスに残っている人もある程度はいます。この日は、ビリヤード & 卓球で遊んでいる人たちがいました。(なんでこの写真はこんなにブレてるんだろう・・・) f:id:liwii:20200103135631j:plain

Campus Club

休暇中は当然正規の Dining Hall は閉まっているので、僕はキャンパスに戻ってくるまでは食べものの心配をしていました。しかし、なんと晩御飯は毎日タダでいただくことができています。 

Campus Club | The Office of the Dean of Undergraduate Students

Campus Club は Eating Club の並び立つ通りにある、学生団体などが自由にイベントに使うことのできる施設です。誰のおかげかはわかりませんが、休み期間もここが毎日無料の晩御飯を提供してくれています。ありがたい・・・
f:id:liwii:20200103135245j:plainf:id:liwii:20200103135251j:plain この日のご飯はメキシコ料理でした。鶏肉が結構おいしくて、僕が食べた中ではかなり当たりの部類かなと思います。
ちなみに、このご飯は結構売り切れるのが早く、日によっては午後5時に全部なくなってしまったりもします。おかげで最近晩御飯の時間は5時です。早すぎるだろ・・・

クリスマス

クリスマスはなんとスイスからやってきた留学生の誕生日だったので、みんなでご飯を食べにニューヨークまでいきました。
f:id:liwii:20200103135205j:plainf:id:liwii:20200103135200j:plain クリスマスのニューヨークの写真です。意外にもそこまでの活気はありません。それもそのはず、どうも友人の話を聞いていると、「クリスマスは家で家族と過ごす日」という認識がこちらでは強いみたいです。実際、街中には中華料理屋さんくらいしか空いているお店はありませんでした(写真の中の Forever 21 も実際は閉まってます)。
これはヨーロッパでも同様なようです。あるヨーロッパからきた友人に「僕の大学ではクリスマスにも授業がある」という話をすると、信じられない、というような反応をされました。クリスマスというイベントへの認識の違いを感じますね。
ご飯をいただいたお店は中国火鍋 + 焼肉が同時に食べられるお店で、みんな大満足でした。 f:id:liwii:20200103135208j:plain f:id:liwii:20200103135254j:plain 誕生日祝いに着ぐるみのサルくんが出てきてくれたのですが、暑かったのか後ろのチャックが全開で、動きにも全くキレがありませんでした。この日は店内に何組か誕生日のお客さんがいたのですが、友達が見たところによると呼び出されるたびにガックリしていたそう。かわいそうに・・・

晦日 ~ お正月

晦日はキャンパスに残っていた交換留学生のみんなとご飯を作りました。本当はタイムズスクエアに行こうかと思っていたのですが、あまりにも多くの人々に「やめた方がいいよ!」という忠告を受けたので断念しました。「オムツがないと無理」と言われたこともあって、それは流石にいやだなあと・・・ f:id:liwii:20200103135219j:plainf:id:liwii:20200103135233j:plainf:id:liwii:20200103135226j:plainf:id:liwii:20200103135229j:plain f:id:liwii:20200103135156j:plain 割としっかりしたステーキを焼いてもらえたので大満足でした。感謝です。
そのあとは人狼ゲーム(彼らは"Mafia"と呼ぶらしいです)で盛り上がり、そうこうしているうちに新年を迎えました。実家にいない新年は初めての経験だったので、なんだか新鮮でした。
ちなみに、クリスマスと引き換えなのか、こちらでは新年はそんなに盛大に祝わないようです。クリスマスと違って割とお店も空いてますし、大学の施設も2日には通常通り動き始めるところが多いです。また、他の学生たちも1日から2日にかけて続々とキャンパスに帰ってきているような気がします。もう誰もいないシャワールームで大声で歌ったりできないのが悲しいですね・・・

改めまして、今年もよろしくお願いいたします。次回はいつも使っている勉強場所について書こうと思います。お楽しみに!

シアトル

Merry Christmas!! みなさんいかがお過ごしですか?僕は聖なる夜をニュージャージーへ帰る飛行機の上で過ごすつもりです。(この日が一番安かったんだ・・・)
今日はせっかくなので、シアトルで訪問した場所をいくつかピックアップしたいと思います。

Pike Place Market

最初に紹介するのは、Pike Place Marketです。1907年から運営されている全米で最も歴史ある市場の一つだそうです。*1
訪れた日は土曜日だったので、人でごった返していました。 f:id:liwii:20191225055916j:plain f:id:liwii:20191225055937j:plain 市場自体は海に面しているので、海産物が主に取り扱われているのかと思っていたのですが、意外と花なども多く売られていて、見ているだけで楽しかったです。 f:id:liwii:20191225055926j:plain f:id:liwii:20191225055930j:plain 市場から一歩外に出ると、このように海が見えました。いい眺めでした。 f:id:liwii:20191225060712j:plain

First Starbucks

Pike Place Market の横の道路には、世界で初めてのスターバックス・コーヒーの店舗があります。
f:id:liwii:20191225055935j:plainf:id:liwii:20191225055927j:plain これだけ小さなコーヒーショップが今では世界に広がる巨大チェーンになったと考えると夢がありますね。ご覧の通りものすごく混んでいたので、僕たちはコーヒーは頼まずに中をぐるっと見て出てきました。味は一緒だと思うけど、どうなんだろう・・・

Gum Wall

これもPike Place Market の横にある観光名所です。
f:id:liwii:20191225055943j:plain 一見ただのカラフルな壁に見えますが、その名の通り壁を彩っているのは訪れた人々が実際に噛んだガムです。初めに聞いた時は「うえー汚い」というのが感想だったんですが、いざ目の前にすると乾燥しているためかそこまで汚い印象はありませんでした。絶対に触りたくはないですが。 f:id:liwii:20191225060623j:plain 自分の名前を作ったり、名刺をガムと一緒に貼り付けたりしている人が印象的ですね。実際に連絡が来たりするんでしょうか。

Woodland Park Zoo

僕が泊まらせてもらっていた叔父さんの家の近くにある動物園です。日曜日に訪れたんですが、そこまで混んでいなくてゆっくり動物を見ることができました。(ご想像の通り、他のお客さんのほとんどは小さいお客さんを連れたご家族だったのでちょっと場違いな感じはありましたが・・・)
ここでは、印象に残った動物をいくつか紹介しようと思います。

オランウータン

f:id:liwii:20191225060057j:plain しばらく展示の中を探してもいなかったので下を向いてみたら寝てました。疲れてそうだな・・・

マレーグマ

f:id:liwii:20191225060124j:plain この黒いモコモコは熊です。わかりにくいかもしれませんが、こちらに背中を向けて丸まっています。しばらくこの状態をキープしていたので、何の生物か判定するのに結構時間がかかりました。

ミーアキャット

f:id:liwii:20191225060004j:plain ミーアキャットってこんなにずんぐりした体型でしたっけ?僕の記憶だともうちょっとスラッとしたフォルムだった気がします。動物園でいいものを食べて太ってしまったのかもしれませんね。まあ可愛いのでよしとしましょう。

キリン

f:id:liwii:20191225060003j:plain 僕は大きくなってから、動物園でキリンを見るのが楽しみになりました。子供の時って周りのもの全てが大きいのでキリンの大きさについて実感がわからないんですが、自分はこれ以上大きくならないと知ってからキリンを見るとこれだけ大きい生き物が存在することのすごさをより実感できます。シアトルのキリンも期待を裏切らない大きさでよかったです。

水鳥

展示されていた水鳥がだいぶ人に慣れていたので、横にあった25¢の餌を買って手から食べてもらおうと思ったのですが見事に無視されてしまいました。悲しい・・・

リス

例によってシアトルにもリスがいっぱいいます。彼らは別に展示されている訳ではないのですが、心なしか大学で見るリスより生き生きしているように見えました。 f:id:liwii:20191225060053j:plain お母さんのいない隙を見計らってベビーカーによじ登るリス f:id:liwii:20191225060102j:plain ゴミ箱からプレッツエルを盗み食いするリス

University of Washington

ワシントン州最大の公立大学です。コンピューターサイエンスにもかなり強く、聞くところによるとMicrosoftの社員で最も多いのはここの卒業生だとか。ちなみに、"Washington State University" や "Washington University" とよく混同されるので注意が必要です。
f:id:liwii:20191225060138j:plainf:id:liwii:20191225060137j:plainf:id:liwii:20191225060121j:plainf:id:liwii:20191225060125j:plain キャンパスはとても広く、建物も綺麗なものが多かったので印象は非常によかったです。ただ、冬休み中の日曜日に訪れてしまったので、建物はほとんど空いておらず、中を歩いている人も観光客がほとんどのように見受けられました。残念。もしまた来られる機会があったら、建物の中や学生の雰囲気ものぞいてみたいですね。

Amazon Go

f:id:liwii:20191225060213j:plain レジなしで買い物ができる噂のコンビニ、Amazon Go にも行ってきました! f:id:liwii:20191225060231j:plain 中にはこのように入退場のゲートがあります。あらかじめAmazon Go アプリをダウンロードして、クレジットカードなどの設定を済ませてから、アプリで表示されるこのようなバーコードを入場ゲートにスキャンすることで中に入ることができます。 f:id:liwii:20191225060343j:plain あとは棚に並んでいる好きなものをとって再び退場ゲートをくぐると(あまりお腹が空いていなかったので買ったのはグミ一袋だけです)、 f:id:liwii:20191225060220j:plain f:id:liwii:20191225060229j:plain このようにクレジットカードから自動的に料金が引き落とされてメールが来ます。 f:id:liwii:20191225060348j:plain 商品を手に持ってそのまま店から出てこられるのは確かに不思議な感覚で、Amazonの技術力のすごさを感じた気がします。一方で、お客さんへの説明は商品の陳列をする店員さんが複数人いたり、入退場の時はちゃんとゲートを通らなくてはいけなかったりするので、「夢の無人コンビニ!」という印象にはあと一歩及ばない感じがしました。5年、10年後にどこまで進化していくのかが楽しみですね。

その他

全体的に街に面白い建造物・オブジェなどが多く、街を歩いて楽しかったです。いくつか写真を載せます。 f:id:liwii:20191225060258j:plainf:id:liwii:20191225060256j:plainf:id:liwii:20191225060236j:plainf:id:liwii:20191225060210j:plainf:id:liwii:20191225060201j:plainf:id:liwii:20191225060150j:plainf:id:liwii:20191225060147j:plain

と、いう訳でシアトル観光でした。結構雨が降る日が多かったので、滞在日数の割に巡れた場所は少なかったのですが、それなりに楽しめたかなと思います。
これが2019年最後の投稿です。来週は、冬休み中のキャンパスの様子について書けるといいなと思っています。それではみなさん、良いお年を!