princeton.log

Princeton 大学の Department of Computer Science に一年留学する日本人が、学んだことや感じたことを綴ります。

アジアンスーパー

試験が終わって、プリンストンは Intersession Recess (学期間休み)に入りました。とはいえ、日本の大学の春休みと違ってこの休みが続くのは一ヶ月だけですが・・・
さて今日は、授業もなく暇なので料理をするために食材を買いに行った話をします。

Woo Ri Mart

さて、プリンストンの寮には共用のキッチンがある場合が多いのですが、残念ながら大学の近くにはあまり食料品店がありません。この辺りに住んでいる人は所得が高いので、あったとしてもお値段が高めに設定されていることが多く、ちょっと僕には買うのが躊躇われます。(同じ寮に住んでいるイタリア人は日頃からお高そうなプロシュートやワインを買ってきていますが・・・)。大学内の売店で買えるもので食材と呼べそうなものはせいぜい卵とベーコンぐらいで、休み期間の暇つぶしとしては少々物足りないです。
そんな時のアジア人の味方が、隣町にある Woo Ri Mart です。ここは韓国系のアジアンスーパーマーケットで、韓国はもちろん、日本や中国、さらには東南アジアの一部の国の食材を幅広く扱っています。今調べたのですが、Woo Ri (우리) は韓国語で 「私たち」 という意味だそうですね。
先ほども言った通り、この店は "Princeton" の隣の "Princeton Junction" という街にあり、二つの街は4kmほど離れているので、訪れる際には電車かUberを使うことになります。今回はもう一人の灯台からの留学生と二人でUberを呼んでいきました。

店内

店内はこんな雰囲気です。普通のスーパーですね。
f:id:liwii:20200129050406j:plain 商品の説明に英語と韓国語が併記されているところに韓国系の雰囲気を感じます。
f:id:liwii:20200129050408j:plain 納豆やキムチ、辣油といった各国に特有の食材も置かれていて、みているだけでも楽しいです。個人的な意見ですが、日本の食材でポピュラーなものはだいたい置いてある気がします。
f:id:liwii:20200129050419j:plain f:id:liwii:20200129050424j:plain f:id:liwii:20200129050425j:plain 出来合いの惣菜も置いてあります。韓国料理は本当に美味しそうです。一方でてんぷらはちょっと残念な見た目のような・・・
f:id:liwii:20200129050415j:plain f:id:liwii:20200129050413j:plain 個人的に嬉しいポイントは白米が置いてあることですね。こちらの米はほぼ粘りのないインディカ米で、日本で食べていたような米を食べる機会はなかなかないので、ここで手に入るのは大きいです。僕は前回にきた時に1パック買ったので、たまに寮のキッチンで炊いています。
f:id:liwii:20200129050416j:plain 食材だけでなく、店内BGMがK-POP(たまにJ-POP)だったりとか、トイレの「手を洗いましょう」という注意書きがアジア各国の言葉で書かれていたりだとか、店のアジアンな雰囲気づくりの努力を感じました。一方で、肉とか野菜も普通に売っているので、アジア系ではなさそうな人も結構店内では見受けられました。アジア人のためのスーパーであると同時に、地元の人々のための食料品店でもあるようですね。

買ったもの

今回は、煮物が作りたい気分だったので白菜・大根・鶏肉を買ってきました。特に白菜と大根はどこのスーパーでも買えるわけではないので嬉しいです。(写真は料理を作った後のものなのでちょっと使った形跡がみられます)
f:id:liwii:20200129050448j:plain f:id:liwii:20200129050454j:plain その他食べるラー油やごま油など、個人的に欲しかったものもいくつか購入しました。さらに、今日はプリンストンの日本人大学院生の方のお宅で鍋パがあるのでそのためのお菓子とお茶も購入しました。
f:id:liwii:20200129050457j:plain 全体的に思うことですが、アジアンスーパーで買える日本の食材は高いです。写真のポテトチップスとお〜いお茶は合わせて$8以上します。Uberにも二人で合計$20ほどかかっているので、総合的に見るとプリンストンの高級スーパーより高くついているような・・・?まあ買い物は楽しかったのでよしとしましょう。

きりたんぽ (おまけ)

と、いうわけで帰ってきてから煮物に合わせるためのご飯を意気揚々と作り始めたのですが、前回は成功したフライパン炊飯が今回は全くうまくいかず、ベシャベシャなのに芯は残っているとんでもないものができてしまいました。Googleで調べると「きりたんぽにすると良い」という話だったので、きりたんぽを作ってみることにしました。
まず、ベシャベシャのご飯をボールにあけて手で潰していきます。共用キッチンなので「何やってんだこいつ・・・」という目でみられますが気にしません。 f:id:liwii:20200129050427j:plain 潰したご飯をお箸の周りに纏わせてから外して、まな板の上で転がして整形して筒状にします。 f:id:liwii:20200129050429j:plain あとはフライパンの上で焼き目が着くまで焼く!! f:id:liwii:20200129050432j:plain f:id:liwii:20200129050439j:plain なんとか食べられそうな状態になりました。
と、いうわけで白菜と大根と鶏肉の煮物にこの「きりたんぽ」を入れて食べてみました。 f:id:liwii:20200129050443j:plain 煮物自体はめちゃくちゃ美味しかったです!骨まで入れて煮込んだからか鶏肉の旨味がしっかり出ていて、それがみりんと醤油の風味と一緒に白菜に染み込んでいます。これがあれば何杯でも白米が食べられる気がします。残念ながらこれと一緒に食べるのはご飯ではなくきりたんぽですが。
肝心のきりたんぽはというと・・・うーん・・・。表面は焼けているんですが、中身の水分は全然抜けていないので、なんだかお粥に硬い衣をつけてあげたような感じがします。僕がそもそも硬めのご飯が好きなのもあいまって、ちょっと残念な出来に感じました。僕は実は本物のきりたんぽを食べたことがないのですが、ちょっとこれをきりたんぽと呼んだら秋田の方々に怒られそうな気がします。まだ1/4くらいしか食べていないので、なんとか美味しく食べる方法を探していきたいと思います。

今見返すとほぼきりたんぽの話でしたね・・・
来週は成績が全部出ると思うのでそのあたりの話か、新学期で何か変わったことがあればその話をしたいと思います。だんだんネタが切れてきた感があるので、アイデアを書き込んでいただけるとめちゃくちゃ助かります!