princeton.log

Princeton 大学の Department of Computer Science に一年留学する日本人が、学んだことや感じたことを綴ります。

サンフランシスコ ~ Fall Recess②

前回の続きです!遅れました!

サンフランシスコ

ロサンゼルスをお昼に出発し、午後4時ごろにサンフランシスコに到着、そのまま3日間をサンフランシスコで過ごしました。

宿など

サンフランシスコに到着後は、北東にあるOaklandという地域に泊まりました。ここも本当に安かったので選んだのですが、あとあと調べてみるとやはり全米有数の危ない地域ということでした・・・値段に釣られるとよくないですね。
Inglewoodとは違い、実際に街を歩いてみても汚い、治安が悪いという印象を受けました。路上生活者の方々のテントの列、折れ曲がった標識、なぜかボコボコの車。「危ない地域」ってこういうことなんだな、というのが身にしみてわかりました。 f:id:liwii:20191113161259j:plain f:id:liwii:20191113161415j:plainf:id:liwii:20191113161302j:plain 僕が泊まったところはこんな感じです。一つの部屋を屏風?で仕切って三人ほどで使いました。見た目はすごくみすぼらしいですが、個人のスペースが確保できるので以外と僕は好きでした。
f:id:liwii:20191113161357j:plain ちなみに、OaklandはFacebookGoogleのある地域とは空港からみてちょうど反対側に位置するので、そういうところに公共交通機関を乗り継いで行こうとすると2時間以上かかってしまいます。そのため、割とUber/Lyftを乗りまわすことが多かったです。$100近く交通手段の為だけに使った日もありました。ロサンゼルスよりちょっとだけ運賃が高かったような・・・

行った場所

AWS Loft

友達に紹介してもらった休学中のプリンストン生が空港から宿までの通り道に住んでいたので、空港に着いてからはまず彼に会いに行きました。
待ち合わせに指定されたのはAWS Loftという場所。どうやらAWS(Amazon Web Service)が運営しているコワーキングスペースのようです。
ちなみに、周りの市街地はこんな感じ。ニューヨークやロサンゼルスのと比べると、石造りの建物が少ないからか街並みの圧迫感が少なく、東京に近い暮らしやすそうな印象を受けました。
f:id:liwii:20191113161311j:plain f:id:liwii:20191113161352j:plain AWS Loft の中はこんな感じ。 f:id:liwii:20191113161314j:plain 結構きれいですが、あのAWSが運営しているという割にはこじんまりとしていました。中の設備も、飲み物・スナックは有料の自販機から出てくるなど、そこまですごいものではなかったように思います。 ちなみに、休学中の彼の話だと彼のボスは現在9つの会社を同時に持っていて、彼はそれを全て手伝っているそうです。いかにもスタートアップの街らしいエピソードに驚かされました。

UC Berkeley

2日目は友人に会いに、UC Berkeleyに向かいました。
入り口はこんな感じ。この門は有名みたいですね。 f:id:liwii:20191113161335j:plain やってきて驚いたのは、人がめちゃめちゃ多いことです。 f:id:liwii:20191113161340j:plain 写真からも雰囲気が伝わってくるかと思います。例えば一番人気のコンピューターサイエンスの授業は2,000人近くの生徒が受講するなどのエピソードもあり、1学年1000人のプリンストンとの違いにただただ驚くばかりでした。 また、キャンパスがそこそこの大きさの街と繋がっていて、飲食店やスーパーマーケットに歩いて気軽に行けるのは羨ましいポイントでした。 f:id:liwii:20191113161319j:plain その分外からもいっぱい人が入ってくるそうなので、それはそれで大変そうでした(僕を案内してくれた友達は、水筒を外に置いてトイレに行って帰ってきたら外から入ってきた知らないおじさんが中身を飲んでいたそうです・・・) ここからは、僕がBerkeleyで見かけた面白いものを紹介していきたいと思います。

4.0 Hill

f:id:liwii:20191113161353j:plain キャンパスを案内してもらっていると、友人が突然足元のマンホールのようなものを避け始めました。結局これが何なのかは聞き忘れたのですが、聞けば「これを踏むとGPA4.0が取れなくなる」という伝説があるようです。
もし踏んでしまった場合は、4.0 Hill と呼ばれるこちらの丘を転がり落ちるとその呪いが解けるということです。
f:id:liwii:20191113161305j:plain 日本の大学ではそこまで成績評価が重視されていないので、学校のこのような伝説にGPAが絡んでくることはまずないような気がします。大学での成績に対する捉え方の違いを感じました。

弁当配達ロボット

キャンパス内では、自動走行ロボットが至る所を走っていました。

これは弁当を自動で運んでくれるロボットらしく、アプリから注文することも可能ということです。ディスプレイに映った目から読み取れる表情が可愛いですね。
ちなみに、ロボットが溝にはまったりして動かなくなることが多々あるらしく、そんな時は横を歩いている学生が助けてあげるそうです。なんてほっこりするエピソードなんだ・・・

リス

Berkeleyにもリスがいたのですが、プリンストンにいるリス達とはだいぶ印象が違いました。人をみると急いで逃げていくプリンストンのリスとは違い、こちらのリスはのそのそ近づいてきます。心なしか太っているような気がするので、おそらく餌付けでもされているのでしょう。 f:id:liwii:20191113161331j:plain

そんなこんなでキャンパスを十分回り、夜は友人の寮でご飯を食べ、その後は東大からの留学生達にワインを持ってきてもらって飲み会をしました。
驚いたのは、寮のスタッフの方が年齢確認の見回りに来たことです。プリンストンではほぼお目にかかったことがないので、やはり大学ごとのポリシーの違いを感じました。

Facebook

2日目はFacebookで働いている方のご好意で、オフィスを訪問させていただきました。

この標識が有名ですね。 f:id:liwii:20191113161341j:plain オフィスはこのように外からは閉ざされており、f:id:liwii:20191113161257j:plain
ゲストはロビーを通らないと全貌を見ることができないようになっています。
f:id:liwii:20191113161323j:plain 中はこんな感じです。写真を撮るのが下手すぎてすごさが伝わらないのが本当に勿体無い・・・ここはFacebook オフィスのメインキャンパスと呼ばれるところで、ちょっとした街ほどの大きさのキャンパスの中には飲食店やジムなどが立ち並んでいます。
f:id:liwii:20191113161306j:plain f:id:liwii:20191113161315j:plain こちらはキャンパス入ってすぐにあったアイス屋さん。非常に美味しかったです。 f:id:liwii:20191113161404j:plain これは昼食にいただいたバーベキューですね。ちなみに、キャンパスの横に立ち並ぶ飲食店は全てタダです。すごい。
中にはちょっとしたゲームセンターもありました。中にある筐体はゲーム好きの社員の皆さんが自分で買ってくることもあるそうです。
f:id:liwii:20191113161410j:plain ちょっと日本では見たことのないスケールの大きさと遊び心があるオフィスで、歩いているだけでワクワクしました。夢中になってあまりいい写真が取れなかったのが悔しいです。
お仕事の内容も何となくお聞きしたのですが、若いうちから技術的も面白いことをさせてもらえそうな印象を受けました。いつかこんなところで働けたらいいなあ。そんな感想を抱いた2時間でした。

まだまだ書きたいことがたくさんあるのですが、今回はこれくらいにします。秋休みで3週間使ってしまうのは反省です・・・もうちょっとシュッとまとめられるようにならなければ。 なにはともあれ、また来週!