ロサンゼルス ~ Fall Recess①
先週は中間試験が終わり、Fall Recess(秋休み)でした。1週間丸々使って旅行をしてきたので、今日はそのレポートをしたいと思います。
旅程
今回は、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ボストンの順に3つの都市を回ってきました。アメリカの東海岸、ニュージャージー州にあるプリンストンからロサンゼルスまでは飛行機で6時間。日本国内ではまず考えられないレベルの移動距離に、アメリカの大きさを感じます。 とはいえ、飛行機代は意外と安く、ニュージャージー→ロサンゼルス→サンフランシスコ→ニューヨークの移動が僕の場合は合計で$300くらいで済みました。特にロサンゼルス→サンフランシスコは同じカリフォルニア州内ということもありかかったお金はたったの$50。アラスカ航空に感謝です。
ロサンゼルス
まず最初に訪れたのはロサンゼルス。移動日を除くと2日ほど観光に使える時間があったので、初日は都市部、2日目は海岸沿いを観光しました。
宿
今回泊まったのは空港のすぐ東にあるInglewoodというエリアです。
空港から近いし安全だろうとたかを括っていたのですが、行く直前にGoogleで調べてみるとロサンゼルスで最も危険なエリアの一つとの情報が・・・!ビクビクしながら向かったのを覚えています。
もっとも、周辺の治安はだいぶ改善されているそうで、僕も周囲でそこまで身の危険を感じるようなことはありませんでした。
↑宿の周りはこんな感じです。
Airbnbで借りたところで、1つの部屋に6人分のベッドがあるホステルのようなところでした(写真撮るの忘れた・・・!)ちょっとした時差ボケと疲れもあってすぐ寝てしまったので、そこに不快さはあまり感じなかったですね。
移動手段
バス
Inglewoodは色々な観光地からちょっとだけ離れているので、観光の際は主にバスを使いました。$2弱払えばどこまでも乗っていけるので、かなりお財布に優しかったです。
乗る前に調べたところ、「汚い」「危ない」といった評判を結構Web上で見たのですが、個人的には許容範囲かな・・・?確かに日本のバスよりは汚いですが座っていられないほどではないですし、変な人が乗り込んでくることもありませんでした。
個人的に面白かったのが、降りるときにボタンではなく窓に沿って張ってある紐を引っ張るシステムですかね。
Uber/Lyft
思ったより安全そうだったとはいえ、やはり「危ない!」と言われている地域を夜に闊歩するのは気が引けたため、夜は毎日UberやLyftといったライドシェアサービスで宿の前まで送ってもらっていました。バスと比べたら高いんですけど、割と長い距離を乗せてもらって$10~$20で済むので、まあ許容範囲かな・・・
Lime
今回の旅での僕のお気に入りです。サンフランシスコも含め、西海岸では電動キックスクーターのシェアサービスが非常に流行しています。その1つがこのLimeです。事前にダウンロードしたアプリで、道端に置いてあるLimeスクーターに付いているQRコードをスキャンすると、好きなところまで乗っていけます。
右のハンドルに付いているレバーを押すとアクセルが踏めるのですが、結構スピードが出るのでまっすぐな道を走るのが本当に気持ちよかったです。
終わるときはスクーターを道端に置いてアプリからロックするだけ。$1 + 利用時間 x $0.3 くらい?が請求されます。そこまで安くはないのですが、歩くより断然早いし何より楽しいので、ロサンゼルスのダウンタウンを巡る時は結構使いましたね。
行った場所
リトルトーキョー
ロサンゼルスのダウンタウンには、リトルトーキョーと呼ばれる日本人街があります。
鉄板焼きや和菓子屋などの飲食店から在米日本人博物館?のようなものまであり、最近日本成分に飢えている僕にとってはすごく歩いていて楽しい場所でした。
リトルトーキョーの一角には「小東京交番」という建物があります。
ここでは、ボランティアの日本人・日系人の皆さんが道案内やイベント時の安全対策などを行なっているそうです。
↑中はこんな感じ。僕もここでダウンタウンの観光スポットや、リトルトーキョーの由来などに付いて教えていただきました。応対してくださった方はとても親切で、帰りに柿・リッツ・カップヌードルを頂きました。
まさかアメリカの旅行先で柿をもらうとは・・・宿でナイフを借りてむいて朝ごはんにしました。ごちそうさまでした。
また、近くにあったラーメン屋にも行きました。あっさり目の豚骨醤油ラーメンでしたが、正直日本で出ていても全くおかしくないくらいクオリティが高く、約2ヶ月もラーメンから離れていた自分のラーメン欲を存分に満たしてくれました。(日本で食べるよりちょっと高かったですけどね・・・)
Skid Row
リトルトーキョーの少しだけ南にある"Skid Row"というエリアは全米で最も治安の悪いエリアの一つとして有名です。どのくらい悪いかというと、僕が「Skid Row を見にいってみた」という話をしていたら横にいた警察官の方が "Skid Row!?" といってこちらを振り返るレベルです。
そのレベルで治安の悪い地域というのは日本では絶対にみられないものなので、噂を聞いた時から少しだけみにいってみたいという気持ちがありました。とはいえ尻込みする自分もいたのですが、先ほどの小東京交番で「見にいった方がいい」とのアドバイスを頂き、入ってみることにしました。
僕が歩いたところはこんな感じです。
写真には全て収めきれていないのですが、確かに路上で生活している方々が多く、ゴミ・落書きが多数見られるなど治安の悪い空気は感じました。昼だったこと・ど真ん中を突っ切った訳ではないことから、そこまでやばい場面に遭遇することはなかったのですが、それでもなんだか異様な雰囲気を感じ、僕は中心部に突っ込まずに脇道にそれてしまいました。もっと真ん中にいってみるべきだったのかなあ・・・Skid Row に限った話ではなく、ロサンゼルスでは路上生活者の方々のテントが多数見られ(なんと市議会の目の前にもありました)、大学にいては感じられないアメリカの貧富の差を肌で感じることができました。
ちなみに、外れにはラティーノの方々や香港系の方々が住むコミュニティがあるようで、アメリカにいながら外国のような空気を味わうことができました。
ハリウッド
アメリカに住んでいるいとこが会いに来てくれたので、一緒にハリウッドに行きました。まず行ったのは有名な"HOLLYWOOD"の標識がある山です。
(肌着がちょっとはみ出てて恥ずかしい・・・)。最終的にこの写真を撮れた時は結構嬉しかったのですが、夏のような天気の中乾燥した山をひたすら登るのは運動不足の身には結構きつかったです。ちなみに、馬でこの山を登るのが観光客人気だそうで、登っている途中にはたくさんの馬(に出会うことができました。お金に余裕のある方はチャレンジしてみては?
その後は夕食をとった後、ハリウッドの街に繰り出しました。あのレッドカーペットが敷かれる場所や、
ハリーポッターの主役3人のサインと手形などをみることができ、
芸能に疎い僕でもそれなりに楽しむことができました。
ただ、この場所は楽しいだけではなく、以前僕が騙されたような手口で観光客からお金を毟り取ろうとしている人々が山ほどいました。幸い僕はニューヨークで免疫ができていたので大丈夫でしたが、用心して歩かなければいけないと思います。
また、途中よく苦いような異臭がしたのでその元をいとこにたずねたところ、「これがマリファナの匂いだよ」という解答を頂きました。カリフォルニアでは合法ということは頭では知っていたとはいえ、こんなにカジュアルに吸われていることを実感したのはやはり衝撃でしたね。
海岸エリア
二日目は、UCLAにいる友達と「サンセットをみよう」ということになり、LAで最も有名なリゾートビーチ、サンタモニカに向かいました。
が、天気はまさかの曇り空。LAではかなり珍しいそうで、実際向こう一週間の天気予報は全て快晴でした。運が悪すぎる。
とはいえ、さすがはリゾート地。日曜日だったこともあって、人でごった返していました。
このように小さめの遊園地などもあり、周りの施設をみているのは結構面白かったです。
個人的に気に入ったのは、サンタモニカから歩いて30分ほどのところにあるベニスビーチ。高級感あふれるサンタモニカとはうって変わって、そこかしこに落書きがあったり
際どいビキニが売られていたり
他にも、道端でラップをしている人やタトゥーショップをたくさんみることができます。こういった雰囲気はプリンストンではなかなか感じることはなかったので、非常に面白かったです。手作りの美術品をうっている人もたくさんいたので、歩いているだけで相当楽しめると思います。
UCLA
その後は友達についてUCLAに遊びに行きました。
正直夜遅く、人も少なかったのでキャンパスの雰囲気はそこまでわからなかったのですが、スポーツ用の大きなグラウンドがそこかしこにあるのが印象的でした。
その後ご飯をいただいたのですが、このクオリティが非常に高かったです!僕がプリンストンで使っているDining Hall の二倍はありそうな食堂で、様々なメニューが提供されていました。中でも、写真の下側に映っている卵入りのハンバーガーは美味しかったなあ・・・
聞けば、ここの他にも様々なDining Hallがあり、アジア料理専門のHallがあるなど提供されている料理も場所によって様々だということ。別にプリンストンのDining Hallに不満はないのですが、それを聞くと羨ましく思ってしまいました。
ちょっと書きすぎたので続きはまた来週。