princeton.log

Princeton 大学の Department of Computer Science に一年留学する日本人が、学んだことや感じたことを綴ります。

銃を撃ってきました

こんにちは。こちらの寮の部屋は学生証で開くオートロックなのですが、先日なんと1日に2回も学生証を持たずに部屋を出て締め出されてしまいました・・・2時間前にマスターキーをくれた方とまた顔を合わせた時は本当に恥ずかしかったです。こっちに来てから最初の2ヶ月は1階も締め出されなかったのに、気が緩んでるのかな・・・
先週の土曜日にShooting Range (ライフルの射撃練習場)にいってきたので、今日はその話です。(決して街中でぶっ放した訳ではないですよ!)

事の発端

急にこんなところに行くことになったのは、友人に誘われたからです。スイスから来た同じ交換留学生に、「今度の土曜日Shooting Rangeに行くんだけど一緒に来ないか」と言われました。彼はスイスで兵役の経験があり、スイスのShooting Rangeにも行ったことがあるそうで、「俺が教えるから大丈夫」的なことも言ってもらったので、ビビりながらも参加することにしました。

建物

当のShooting Rangeは学校からUberで1時間弱くらいのところにあります。 f:id:liwii:20191127090604j:plainf:id:liwii:20191127090608j:plain 建物に入るとこんな感じです。ヘッドホンなどの射撃用グッズや、銃や弾そのものが売られています。ちらっと見てみたのですが、安いのだと$500、 高くなると$5,000くらいの価格帯でしたね。以外とお手頃価格です。 f:id:liwii:20191127090612j:plain
他にも、「あの悪名高いライフルは実はそんなに人を殺してないんだぜ!」っていう張り紙があったりしました。

事前練習

実際に銃を撃つ前には、まず色々なことが書いてある誓約書のようなものにサインをする必要があります。お酒を飲んでいない、犯罪歴がない・・・などの確認から、「銃が原因で人を怪我させたり怪我したり殺されたり殺したりしたとしても我々は責任取らないけど大丈夫だよね?」という項目まであり、ちょっとサインをするのに勇気がいりました。 その後も念入りな講習があります。最初に銃の扱い方についてのビデオを見て、その後撃てない銃を使ってフォーム確認といった流れになります。全部で1時間弱くらいはかかったかな?僕は正直ビビりまくっていたのでありがたかったです。
ポイントは色々あるのですが、大事なことは

  • 絶対に銃口をターゲット以外に向けない
  • 撃つ直前以外は引き金に指をかけない
  • 銃から手を話すときは必ず弾を全部抜く

くらいですかね。僕もこれを守ることで、少なくとも事故は起きないだろうという安心感は得られました。

本番

中はこんな感じです。

横についてくれるインストラクターさんの指導を受けながら、奥の方にある的を狙います。払った値段で撃てる弾数も決まっていて、僕たちは50発だったかな?結構銃声が大きく響くのでヘッドホンを、打ち終わった弾の薬莢(火薬の入れ物)が飛んでくるのでメガネをつけることが必須です。
僕がやった時の映像がこちらです。

本当に引き金を引くだけで一瞬で的が射抜かれるのでびっくりしました。ただ、引き金を引く瞬間に力が入ってしまうと銃口がぶれて狙いがそれてしまいます。僕はずっと緊張で変な力が入っていたのでなかなか狙うのは難しかったです。
途中から扱う銃がちょっと重いものに変わったんですけど、ますます引き金を引くときに力が入るようになってきて狙いがぶれてしまいました・・・その後は逆に力を抜こうとするあまり引き金が引けなくなったりもして、色々と大変でした。
最終的に、僕の射撃結果はこんな感じになりました。 f:id:liwii:20191127090614j:plain 七面鳥の周りの5つの的と七面鳥の頭がターゲットなので、これは相当ひどいですね・・・あのスイスの友達は綺麗に的の中央部分にほぼ全弾を当てていたので経験の差を感じました。
と、いうわけで非常に興味深い体験ができました。発砲すること自体は想像よりもはるかに簡単だったので、やっぱりこれが誰でも買える社会というのはちょっと怖いですね・・・
射撃ゲーム自体はそこそこ楽しく、今回の結果は結構悔しかったのでまたリベンジするかもしれません。
それではまた来週!